王様のお庭について
国の構成と地区 レガーレ・カステッロ   ― 王族が国を見渡す国の顔 ― 王族が代々住まう城。城の周りは水が張り巡らされ、城門は非常に頑丈な造り。 滅多に無いことではあるが、これは当然の事ながら敵の侵入を困難にさせるためのもの。 城下街全域を一望する事ができ、眺めが良い事はもちろん、城下街で異変が起きれば直ぐに知ることが出来る。 ちなみに王族以外にも騎士として国を守る人々を住まう施設もある。 チェントロ・アーゴラ   ― あらゆる人々が集う広場 ― 入国するとまず目に入る空間。「チェントロ広場」の愛称がある。 大きな広場の中央には噴水があり、この界隈に住んでいる人々は常に水の涼しげな音が楽しめる。 この場所でよく旅芸人や行商人が訪れてはパフォーマンスやお店が開かれている。 休日には市場が開かれ、各エリアの人々が物を売り買いする。 祝日などにはパレードやお祭りが催され、活気に満ちる。 個性溢れる4つの地区 第1エリア:シャーラ・ディントルノ   ― 旅人や戦士の聖地 ― 「シャーラ」と短縮して呼ばれるこの地は溶岩の如く熱気が満ち溢れている。 鍛冶屋や武具屋など、旅をするにあたって必要になってくるものが揃う地区。 日中は鉄を叩く音や、戦士達の活気溢れる声が聞こえてくる。 このエリアに住む人々は、他のエリアに住む人々よりもやや好戦的な傾向がある。 故に騎士制度に参加する者の人数もダントツ。 第2エリア:ルチェルナ・リオーネ   ― 物語の世界に入り込んだような錯覚を覚える地 ― 誰もが御伽噺の登場人物になれるような、メルヘンチックな地区。「ルチェルナ」と呼ばれる。 この地区には川が入り組んでおり、ベネツィアの様に船で地区内を移動する事も出来る。 綺麗な物、女の子に喜んでもらえるようなアイテムを探したいならまずは此処。 割と男性も多く住んでいるエリアなので、男性も安心して通れる・・・気がする。 他のエリアに比べ、おっとりした人が多い。 第3エリア:スクーロ・ソッボルゴ   ― 夜にこそ特に輝く場所 ― 他のエリアと比べて特に個性的なエリア。「スクーロ」の名で広まっている。 日中はやや地味ではあるが、酒場やカジノが多いので夜になると何処の地域よりも活気に溢れる。 また、図書館や魔力が掛かった道具が置いてあるお店が多く、魔法を使って戦う人や学者にも贔屓されている。 隠れ家のように入り組んだところにお店を構える物好きな人も少なくなく、散策する分には楽しいが迷子になりやすい。 治安が他のエリアよりもやや低いのが玉にキズ。 第4エリア:リコーレ・ポルト   ― 海に愛された港街 ― 海に面した地域でリゾート地として有名。「リコーレ」と呼ばれるその由来は「水」から。 教会も此処にあり、時折教会から美しい鐘の音が響く。 他の国との貿易もこのエリアが最も盛んであり、珍しいものも手に入るとか。 メインストリートでは休日でのみ市場が開かれるが、このエリアでは毎日開かれている。 夏に遊びに行くにはもってこいだが、冬は他のエリアより寒いかもしれない。 このエリアに住む人は常に心にゆとりがあるような、自由奔放な人が多い。